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【 Life of props 】 * 【 props 】 とは 【 陶芸工房 弁華別 ほたる窯 】 で制作している製品ブランドです。
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リム付き角皿にかかりっきりの最近だが
従来のタタラでの制作だと本焼きの時に反りが出てしまうことが判明した^^;

試しに、裏面の釉薬を厚くし、焼き縮みのバランスを取ってみたり
グラインダーで溝を掘ってみたりした。

焼成の際には、縮みが発生しても滑りが良くなるようにと、硅砂を敷いて焼いた。

予想通り、反りはかなり軽減されたが、全く無くなったわけではないし
硅砂の上に直接置いたものだから、底の釉薬が硅砂を巻き込んでしまった^^;

この、焼き縮みによる反りは、素地の厚さが薄いことにも原因があるので
ある程度の厚さを持たせれば問題はないはずだが
デザイン重視の角皿だけに、厚身を持たせては野暮ったくなる。

更なる方法としては、石膏で型を起こして、泥漿を流し込むことが考えられる。

これであれば、土を練ったり伸ばしたりしていないので
焼き縮みも均等となり、反りはかなり軽減される。

とはいえ、万が一を考え、裏には溝を切るか、高台を作るなどの配慮は必要だ。

元々、雄型の石膏型を作っておいたので、今日はそれを利用して雌型を作った。



さて、そんなことをしながらも
気分転換に、ぐい飲みなどの小物を10点焼いておいた。

釉調も、これまでにないほど予想通りの結果となったものが多く
ちょっと気分がいい♪





磁器土 均窯釉 鉄赤釉 クロム赤釉 辰砂釉 弱還元焼成 大振りぐい呑み



水簸余市赤土 鉄赤釉 油滴天目釉 均窯釉 弱還元焼成 大振りぐい呑み



水簸余市赤土 均窯釉 志野釉 辰砂釉 弱還元焼成 大振りぐい呑み



磁器土 均窯釉 クロム赤釉 辰砂釉 弱還元焼成 ぐい呑み



磁器土 均窯釉 クロム赤釉 辰砂釉 弱還元焼成 大振りぐい呑み



童仙傍土 均窯釉 クロム赤釉 辰砂釉 志野釉 弱還元焼成 ぐい呑み



磁器土 均窯釉 マンガン窯変釉 志野釉 弱還元焼成 切り出しぐい呑み



磁器土 均窯釉 志野釉 弱還元焼成 ぐい呑み



磁器土 マンガン窯変釉 油滴天目釉 亀裂釉 辰砂釉 弱還元焼成 切り出しぐい呑み



当別赤土 オリジナルの青織部釉 乳白釉 マンガン窯変釉 辰砂釉 弱還元焼成 小皿

この小皿は、ろくろで引いてへたらせ、切り離さずに亀板ごとひっくり返して乾燥させたもの。

こうすることで、自然の波を打った皿となる。



二重、三重で釉掛けをしたので、空気を巻き込みブクが出ているものもあるが
それもいい経験となった。


いつもなら「さや鉢」を使い、酸化焼成の窯の中の一部を還元焼成としていたわけだが
今回は、「さや鉢」を使わず、窯の中に直接炭を入れ、弱還元焼成にした。

本来は、電気窯でこんなことはしてはいけない。

炭から発生した炭素が、電熱線(カンタル線)にカーボンとなりこびり付き
電熱線の寿命を縮めることになるらしい。

とはいえ、今回の結果に実を浴したので、もっと強い還元焼成にするべく
次回はもっと多くの炭を入れることだろう・・・w



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● プロフィール ●
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きこりん@北のほたるや
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自己紹介:
北海道石狩郡当別町弁華別
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