【 Life of props 】 * 【 props 】 とは
【 陶芸工房 弁華別 ほたる窯 】 で制作している製品ブランドです。
04/11
2025
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04/13
2015
相変わらず、泥漿での焼成実験を繰り返している。
まず、なぜ「泥漿」なのかと言うと・・・
今は、市販品の半磁器土泥漿を使っているわけだけれど
素地が白ということで、釉薬の色味がわかりやすく
また、作陶中の汚れも見つけやい。
すなわち、作業の粗さを自己判断し、修正箇所がわかりやすい。
更には、作陶から焼成までの時間が短縮できる。
厚物の備前焼などから比べれば1/4にも満たない時間で結果を見ることができる。
私の場合、鋳込みから二日目には素焼きし、三日目には本焼きしてしまうw
さて、今回の一つ目は「鰐皮蛍手」w
鰐皮を巻いておこした型のものに穴を開け、何種類かの釉薬を試してみたが
結局、透明釉が無難という結果だった^^;
皮の部分には刷毛で弁柄の粉を軽く塗って陰影を出し
仕上げに透明釉を薄く吹き付けた。
二つ目は「泥がけ」
幾つもの型を起こし流しだした泥漿に色釉を混ぜ
歯ブラシでスパッタリングにて弾いたもの。
CMCを使っていないので乗りが悪く、部分的に厚掛けになったところはめくれてしまった^^;
仕方がないので、めくれを全て撫でて落とした。
次回は、この上にCMCを混ぜた余市の赤土をかけて焼き直してみようと思う。
三つ目は「泥掛けCMC」
上記の泥にCMCを混ぜたもので、指で弾いて泥掛けし厚みを出してみた。
かなり厚くかかった部分も多いが、カイラギ状になってもめくれ上がらないのはCMCの力だ。
下地には何度も釉掛けして本焼きした痕跡があり
このことから、何度も重ね掛けし、本焼きを繰り返しても
多少の影響は受けつつも、新たな釉薬が上に乗ることがわかった。
泥掛けの色釉は、酸化コバルト、弁柄、辰砂、余市の赤土微粉末などだが
酸化コバルトが強く、青の印象が強すぎた。
すべて仕上げに透明釉を薄掛けしてある。
次は、拾ってきた石ころたちの出番だ!
それぞれを粉末になるまで粉砕し、CMCを混ぜて吹き付けてみる。
拾ってきた石には「カリ長石」と思われるものや
焼くと赤いガラス質となる、ざらついた黄土色の粘土状のものまである。
また、泥漿そのものに色釉を混ぜたり
余市の赤土のような粒が荒くざっくりとしたものや
地元土Bのようなものも珪酸ソーダを混ぜて泥漿にしてあるので
石膏型が乾き次第、鋳込んでみようと考えている。
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