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【 Life of props 】 * 【 props 】 とは 【 陶芸工房 弁華別 ほたる窯 】 で制作している製品ブランドです。
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07/19

2018

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本来、電気窯、特に小型では還元焼成はタブーとされている傾向が強い。

その理由は
窯の庫内が狭いため、還元焼成で発生した炭素が
ヒーターコイル(カンタル線)表面にこびりつき
熱効率が悪くなったり、コイルそのものが切れやすくなるからだ。

大型の電気窯の場合
還元焼成を行うために入れたさや鉢の周辺は酸化状態にあり
発生した炭素は燃え尽きてしまうため
小型窯よりもヒーターコイルにストレスを与えずに済む。


さて、今日は
そんな小型の電気窯で還元焼成を行ってみた。

さや鉢は、既製品では丁度いいものが無いため
アルミナセメントで自作したものを使用した。


ろくろ引きの練習を兼ねて作陶したものなので
これといったイメージも無いままに出来上がってしまい
結果的には、底に穴を開け植木鉢にしてしまった^^;

銅の削り粉を混ぜた釉薬に、他の色んな釉薬を微量に混ぜ込み、厚がけした。

この赤を出したくて、これまで何度も実験を繰り返し
試行錯誤の連続だったが
さや鉢さえあれば今後いつでも出すことが可能になる^^


青や緑、白や黒など、他の色なら、割とあっさり出せるのだが
鮮やかな黄色と赤は再現が難しく
綺麗な赤い陶器があったとしても、その殆どはセレンなどの顔料による着色が殆どだろう。

それはそれで綺麗な赤であり、セレン赤は今後チャレンジしてみようと思っているが
この、銅を使った赤は、通常の酸化焼成ではなく、還元焼成でしか出せないことと
還元の状態や、その後の処理により、赤の濃さの加減が変わってしまうところに魅力がある。



     

「朱音」 花鉢

信楽白土

辰砂釉・コバルト釉・マンガン釉・織部釉・乳白釉

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昨日からの続きですw

昨日は、素焼き温度(約800℃)で焼成してみたのですが
施釉したもの、泥漿を塗ったものにはほぼ変化はないものの
何もしていないものは僅かにポロポロとした感じでした。

今日は更に、テストピースを増やし
透明釉、オリジナル織部釉、マンガン釉、ペルシアン・ブルー釉
淡水乳濁釉などを施し
1230℃にて焼成してみました。

時間はゼーゲルコーンSK7にて計測しています。




 


写真は
1枚目が焼成前
2枚目が焼成中
3枚目が焼成後



まずは、ほんの少しだけ予想は外れましたw

というのも
1300℃にもなる火葬場の炉内をイメージしていたので
見た目には焼成前とあまり変わってはいなかったことです。

とはいえ
どのピースも脆くなり、手にするとポロポロという感じで
重量感もほとんどありません。

では、釉薬や泥漿はどうかというと
サンゴそのものには小さな空洞が多く
釉薬は溶けたときに、その空洞を通過し、内部に吸収されるか
弾かれるかして、用を成しておらず
釉薬に含まれる顔料が僅かながら所々に点在して残る程度でした。

黒いものは、マンガン釉をドブ漬けしたものですが
マンガンの色だけが残り
ガラス質の成分はサンゴ(炭酸カルシウム)中に吸収されてしまったようで
スッカスカの、重量感の無い燃えカスのようになっており
指で軽く弾くだけで欠けてしまうほどに脆くなっています。

このことから
ほぼ予想通りと言ってもいいかもしれません。


しかし、この実験でわかったことは
サンゴに釉薬を塗り、素焼き温度(約800℃)前後であれば
その形状や重量感はさほど損なわれることなく維持されるということです。

この800℃という温度は
「楽焼」の温度でもあることから
楽焼用の釉薬であれば想定通りの発色が得られ
形状も維持できるということでもあります。

私の「サンゴ焼成実験」は一まずこれで終わりますが
更なる工夫次第では何か新しいものを見出すことができるかもしれません^^

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水青梅花皮・タンブラー

素地は信楽白
外側はマンガン窯変釉にかいらぎ
内側はかいらぎで焼成後、ペルシャンブルーをかけて再び焼成

表面の剥げて流れたかいらぎの欠片が
マンガン釉の釉だまりを作り景色となっている。







試験的に作って素焼きまでしておいたガラクタたちを
色んなことして焼いてみたw

「同じようなことばかりして・・・」と思われるかもしれないが
素地は石膏に泥漿を流して型取りしたものなので
鋳込んでから24時間で本焼きできるなど手返しが非常に早いので
結果を反映させやすい。

表面に凹凸が少なく、また、素地そのものが薄いので吸水性が低い。

ということは、釉薬が乗りにくい。

更に、半磁器土なので色が白く、素地の影響を釉薬に与えにくい。

そんなことから
釉薬の乗りや色、流れ、発色濃度、重ね掛けの組み合わせなどを
体験的に知ることができる。

とはいえ、20キロの泥漿は、ほとんどガラクタとして使い果たしてしまった^^;




というわけで
今日は朝から、寝かせてあった数々の土を練り続け
すっかり疲労困憊、手首が腱鞘炎一歩手前という感じ^^;

3年前に余市から採取してきた赤土と
同じ頃、当別町の茂平沢で採取してきた土
これまでの作陶で出た各種のクズ土などを練り続け
ついでに、昨年に購入しておいた備前土も練り込んで使いやすくして置いた。

この備前土は、放置されていたものなのか?
購入した当初も今も
固くて、そのままでは潰すことすらできないほどの物だった。

小分けして、水を加えながら、体重を乗せて潰しを何度も繰り返し
ようやく荒練りできるまでになった。

普段使っている材料店とは別の、アマゾン店だったので
当たりが悪かったのかもしれない^^;

普段、材料の購入は「アンテック販売」というところを使っており
メールや電話での応対もしてくれて、とても良心的だ^^

送られてくる土は、そのままろくろ引きできそうなほど使いやすい^^


でもね
土が使いやすいと作陶が進み、またまたガラクタが増えちゃうですよ><

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先日、ふとした会話から
サンゴを陶芸用の窯で焼いたらどうなるのか?という話になった。

陶芸用の窯の焼成温度は
素焼きで約800℃、本焼きとなると1230℃以上にもなる。

私の予想は
火葬場の炉内温度が1300℃前後ということに基づき
サンゴの薄い部分は灰化し粉となり
厚い部分は、脆くなりつつも、その形状があまり変わらないままに
石灰の塊となるのではと思っています。

そこで、3種類の状態で焼成してみることにしました。

最も小さい欠片は、何もせずにそのままで焼成。

そして、一つは、表面だけに透明釉をかけて焼成。

更にもう一つは、薄めの泥漿に浸して、全体に泥漿を纏わせて焼成。


今日は、素焼きの作品がたくさんあるので
その中に紛れ込ませての実験です。

なので、ピーク時でも800℃にしかならず
釉薬や泥漿がどれほど反応するかは疑問です^^;


サンゴの骨格は、その殆どがカルシウム=石灰で形成されており
死んでしまうと白化してしまいますが
手に取ってみると、純白というほどの白さではなく
黒ずんだ感じで、あまり美しくありません。

ショップなどで装飾品として販売している真っ白なサンゴは
薬品に付け込んで乾燥させたり
高温炉で熱を加えたりして、不純物を取り除いたものだったと記憶しています。

ということで
他のサンゴも塊のまま、素焼き温度で焼成してみることにしましたw

さて、結果報告は
今日の深夜か、明日の朝となるでしょう^^



素晴らしい陶芸家は星の数ほどもおられるでしょうが
この結果の正解を答えられる人は何人いることでしょう?

こんなアホらしい実験を行う人はほとんどいませんが
過程と正解をきちんと答えるためには
大真面目に実験をする必要があります。

そして、そこから得られたデータは
ひょっとすると、全く違うジャンルで役に立つことがあり得
私は、それを何度も経験していますし
まさに今、陶芸や写真撮影などに生かされています^^


知っているようでも、自信をもって答えられることは意外に少ないかもしれません。

こんな実験を繰り返し、一つずつ知らなかったこと、曖昧だったことを減らし
確実に自分を高めることができればと考えています^^

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ワンコとニャンコのフードボール2点







一つ目は信楽赤土で
内側に琉球ガラス粉と長石とタバコ灰を合わせたものに酸化コバルトを微量
貫入が入るのは予想していたが、泡も出ちゃった^^;



外側は
透明釉の配合にフェリクロームを混ぜて鉄赤釉にならないかと試してみたが
後になって骨灰を少量入れなかったため
飴釉のようになっちゃった^^;










二つ目は黒泥土で
外は辰砂釉を厚めに施し
内側はマンガン窯変釉の上に、酸化コバルトを少量混ぜた透明釉の二重掛けにし
酸化焼成してみた。


写真では分かりにくいが
深みのある藍色が光の反射で浮かび上がる^^



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● プロフィール ●
HN:
きこりん@北のほたるや
性別:
非公開
自己紹介:
北海道石狩郡当別町弁華別
【 陶芸工房 弁華別 ほたる窯 】
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